相続などで空き家を所有することになった場合、適切な管理をして周りに迷惑をかけないよう心がけることが不可欠です。
ここでは自分でできる空き家の管理方法について解説したうえで、空き家を放置することにはどんな危険性が伴うかについても説明します。
空き家の管理を自分でやるために!管理方法のコツやポイント
空き家の管理を自分でやる、といっても隅から隅まで完全に管理するというのは非常に困難で現実的ではありません。
最低限抑えておきたい空き家の管理方法のコツとポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。
●ライフラインはできれば水道と電気は残しておく
●貴重品などは空き家内に絶対に残さないようにする
●ポストにチラシ等を入れられないよう、受け口をガムテープなどでふさいでおき、郵便物が今も届く状態であるなら転送手続きをしておく
●畳は湿気やすいので和室に敷いたままにせず上げておく
●庭の植木鉢や物干し台・竿など、台風で飛ばされそうなものは処分・撤去する
●月に一度は空き家に通い、窓を開けて風を通し、トイレや水道の水を流すなどして通水もしておく
●空き家に通った際は空き家内および庭や敷地周辺の掃除やゴミ拾いもしておく
●空き家に通った際は「床が以前よりギシギシ言ってないか」「老朽化が特に目立っているところはないか」「以前までなかったシミが出ているところはないか」など、空き家の状態をできるだけよく確認する
●掃除や確認のために空き家内を歩く際は床抜けなどに注意する
自分での空き家管理が難しいなら業者に頼むという方法もある
空き家の状態を時々見に行くような余裕がなく、自分での空き家管理が難しいという人は業者に依頼するという方法もあります。
空き家管理サービスを提供している業者に依頼すれば、通風や通水、簡易清掃や目視確認などをまかせることができます。
費用も1回あたり5,000円~1万円程度の料金設定にしている業者が多いので、それほど大きな負担は感じずに済むでしょう。
もちろん、業者に依頼という視点ではもうひとつ「不動産売買をする業者に依頼してできるだけ早急に売却する方向で動いてもらう、あるいは業者に空き家を買い取ってもらう」という方法もあります。
どんな方法でも空き家管理は必須!空き家放置の危険性とは
空き家を所有しているなら、自分で管理するか業者に管理や売却を依頼するか、何らかの方法をとることが必須です。
もし、空き家をそのまま放置してしまうと以下のような危険性が高まります。
●ゴミの不法投棄をされてしまう
●害虫が増える
●野良猫などが住み着き糞の被害も出る
●草木が伸びて近隣の家の敷地内に入り迷惑をかける
●不審者が住み着く可能性がある
●放火リスクが高まる
●建物の傷みが早くなり最悪の場合倒壊リスクも出てくる
空き家を放置し続けて、周りに深刻な影響を与える危険な「特定空き家」としての指定を受けてしまうと、行政による強制取壊しおよび取壊し費用の請求がなされてしまいます。
近隣住民の心情面においても、強制取壊しされてしまった際の金銭面においても空き家の放置はデメリットしかないということです。
まとめ
空き家を放置することは百害あって一利なしです。
自分で管理するという方法が使えない場合でも業者に依頼するなどして「放置だけは絶対にしない」ということを心がけましょう。
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