不動産売却を検討している方、インスペクションをご存知でしょうか?
インスペクションとは「建物状況調査」のことで、売却しようとしている不動産のうち、建物の劣化状況などを専門家がチェック・診断する調査です。
今回はこのインスペクションについて、メリットや対象となる箇所、実施の流れについて解説します。
不動産売却でしておくと安心! インスペクションの調査内容とは?
国土交通省の定義するインスペクション(建物状況調査)とは、国土交通省の定める講習を終了した建築士が、構造耐力上の主要部分と雨水の侵入を防止する部分の劣化状況などを把握する調査です。
国土交通省の定めるインスペクションの他にも、「ホームインスペクション」などの名称で床下や屋根裏、住宅設備の一部などもチェックしてくれる業者もあります。
インスペクションをしておくメリットとして、売却後に瑕疵が見つかるなどのトラブルを避けられる、買主の安心につながり他の物件との差別化ができる、といった点があげられます。
また、売主だけでなく、買主側で購入前にインスペクションをすることもできます。
国土交通省の定めるインスペクションの対象箇所は以下のとおりです。
●構造耐力上の主要部分…基礎、壁、柱、小屋根、土台、斜材、床版、屋根版、横架材
●雨水の侵入を防止する部分…屋根、外壁、開口部(窓など)
いずれの箇所も目視と、検査機器による非破壊検査での調査になります。
また、インスペクションは建物の状態を把握するために有効な方法ですが、瑕疵がないことを保証するものではありません。
不動産売却でしておくと安心! インスペクションの流れ
インスペクション自体は
①業者への問い合わせや不動産会社からの斡旋を受ける、見積もりを取る
②申し込み
③住宅の平面図などの必要書類を揃える
④インスペクションの実施
⑤報告書を受け取る
といった流れで進みます。
売主でインスペクションをおこなう場合、売却活動が始まる前に実施し建物の現状を把握しておきます。
媒介契約を結んだ後に不動産会社からの業者斡旋を受けてもいいですし、ご自身で業者を選ぶことも可能です。
実施にかかる時間は3時間程度、診断結果が出て報告書をもらうまでに2~3週間程度の期間を見込んでおきましょう。
まとめ
2018年の宅地建物取引業法改正により、売買仲介する不動産会社には売主に対するインスペクションについて説明する義務が課されました。
インスペクションをするかは売主の判断で決めてよいのですが、建物の状況が気になる場合は実施しておくと安心です。
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